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2015.02.19(Thu)

嘘だ!こんなに面白い直木賞作家いるわけない!必ず笑える青春エッセイ集!

『時をかけるゆとり』 朝井リョウ

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笑える(面白い)

『時をかけるゆとり』

朝井リョウ

読みやすさ:
読みたい!
25

こんな人におすすめ!

・笑って元気になりたい
・バラエティ番組が好き
・白々しい表現にはしらける

あらすじ

・現役大学生で作家デビュー、戦後最年少直木賞受賞した著者・朝井リョウ
・朝井リョウの上京の日々、大学生生活、就活そして社会人生活。
・講義の教室を間違えたまま、難しい授業を聞き続けたり、
・したこともない就職活動についてのエッセイを書いてお金をもらったり、
・ケアレスミスで旅行の予定を潰したり、など日常を痛快に描く。

直木賞作家が全力で笑えるエッセイを書いた!

書店に並ぶ「絶対泣ける」「絶対笑える」というpopの数々。
何でもかんでも「絶対」って使ってしまうせいで、「絶対」の効果が薄れてきますね。
けど、それでも敢えて言いたいです。この本は、必ず笑ってしまいます!

エッセイって大体二種類に分かれます。
「面白いか、つまらないか」
そして、世の中で出回っているエッセイは大抵退屈で、つまらないです(笑)
どんなに面白い小説を書く作家でもエッセイは大体つまらないです(笑)
それは、自分の日常を淡々と述べるエッセイが圧倒的に多く、作家の日常は普通の人と変わらないから。日常の報告のみのブログがつまらないように、ほとんどのエッセイでは、退屈な日常に無理矢理意義つけたりしていて面白くないことが多いです。
そんなエッセイ事情の中、時をかけるゆとりは圧倒的に前者だといえます。
そう、圧倒的にエッセイの中でも面白いんです。

5ページを超えたあたりで、もう朝井リョウの世界にぐいぐいひっこまれます。

img_1

何でもない日々にある、ちょっとした自己承認など、冷静な目で面白おかしく描いていきます。

  東京に出てくる前、「カラーモデル」や「カットモデル」という言葉には甘美な響きがあった。

しかしこのカラーモデル体験で私は現実を知った。声をかけられることは別にスカウトでもなんでもないのだ。カラーモデルもカットモデルも、田舎くさい中学生の私が想像していた【モデル】ではない。ただの【モデルケース】を略したものなのだ。

大学生活での日常をコミカルに描いて、笑ってもらい、

前回はなんかいい感じで話を締めくくってしまった。バカバカ。自分を貶めるふりをしてリア充をアピールするエピソードを振りかざすなんて、私の嫌いなタイプのツイッターユーザと同じではないか。

例えちょっといい話をしても、すぐにそんな自分をこき下ろして、笑いに変えてしまう。
人を不愉快にさせる卑下と、人を笑わせるブラックユーモアの線引きがしっかりとできているから、どんなにこき下ろしても嫌な感じが全くないのがすごい! 思わず、クスリと笑ってしまう。

朝井リョウは、小説とエッセイを全く分けて判断しているんですね。つまり、小説はメッセージや感動を含むことを、エッセイでは読者に笑ってもらうことを何よりも優先しています。
だからこそ、笑って明るい気持ちになるのに、ぴったりの作品になっています。

皆の口コミ、レビュー

面白かったです!これは電車で読んではダメですね(笑)大学生にありがちなことを、こんなうまいこと笑い話にできるなんて。朝井さんに親しみが持てました。
出典 読書メーター

朝井リョウさん、こんなに面白い方だったんですね…まず、カバーの著者紹介で、これはやばい!この絶対本面白い!と本能的に思いました笑enjoy!には爆笑…「母校を襲撃する」もかなり強烈に印象に残っています((o(^∇^)o))
出典 読書メーター

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