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2015.04.03(Fri)

真面目な長男だって、ぐれたくなる時があるんです!へたれ主人公の爽快な青春小説

『ぼくは悪党になりたい』 笹生陽子

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元気になる

『ぼくは悪党になりたい』

笹生陽子

読みやすさ:
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3

こんな人におすすめ!

・しっかり者だけど、たまにぐれたくなる
・自分だけ損している気がする
・本当は嫌でも、ずっと物わかりの良い振りをしてきた

あらすじ

・主人公エイジはシングルマザーの元で育った長男で、しっかり者。
・自由で楽しそうな同級生と、家事や弟の世話に追われている自分を比較してモヤモヤしていた。
・そんな中、あることをきっかけに知り合った、弟ヒロトの父親疑惑のある男と出会う。
・ずっといい子で居続けたエイジが、自由を手に入れるためにある計画をたてはじめる。
・ちょっとヘタレな主人公を中心に、瑞々しく爽やかに描いた青春小説。

早く大人にならないといけなくなった男子高校生の葛藤を描いた

長女はしっかり者。片親の子供はしっかり者。

幼い頃からしっかりしなくちゃいけない立場にたった子供は、同い年の子供より大人びるのは必然?長女で育った友達の話をきくと、「長女に生まれたくなかった・・・・」と長女コンプレックスが見え隠れする気が・・・?

今回紹介する『僕は悪党になりたい』は、そんなしっかり者の長男が悪党になる?話です!

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本書の主人公「エイジ」はシングルマザーの家庭の長男で、しっかり者。
男遊びの激しく自由奔放な母親を見て育ったために、超硬派でやや若年寄りのような男子高生です。

エイジは母親が海外出張で家を長く開けているために、家事と勉強をこなします。

今まで、ぼくはぼくなりにやれるだけのことはやってきたのだ。シングルマザーの家に生まれた長男としての自覚を持って、子供らしくない我慢もしたし、努力もしたし、小芝井もした。

エイジは自分とは対照的に、親に甘やかされて自分の好きなことしかしない同級生や、女の子と遊びまくるイケメンな親友の羊谷を見て、なんだか不公平のようなモヤモヤ感を抱きます。

そんな時、ヒロトの発熱によって出会った男が、ヒロトの父親である疑惑が浮上してきます。エイジはこれを機会に悪党になることを決意。

はっきりいってしまおうか。ぼくはヒロトの父親捜しになんお見返りも求めないような弟思いの兄じゃない。

さて、ヘタレな主人公エイジが初めて考えた企みとは何でしょうか?読んだ後は、少し切なく爽やかな気分になります♪

みんなの口コミ、レビュー

不健全な問題を抱えた人々ばかり登場する。そのくせ、登場人物がやたらと潔い生き方をしているので、物語はとてもさっぱりしている。「ギルバート・グレイプ」の主人公に自らを重ね合わせながら、映画とは(一見そっくりで、その実)正反対なクライマックスを迎えるのが面白い。
出典 読書メーター

タイトルから、どんな悪いことを・・・と思ったら。奔放なキャリアウーマンのシングルマザーのもと育った高校生の長男は暴れん坊の小学生の弟の世話や家事をしていたが、あることをきっかけにちょっと不良ぶったやさぐれた道に入って・・・というお話。微笑ましい、バカ。この苦労人め!面白かった。
出典 読書メーター

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