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2015.03.13(Fri)

どうしたら傷つかずに強く生きれるんだろう?そんな疑問への答えが見つかるエッセイ集

『できればムカつかずに生きたい(単行本)』 田口ランディ

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元気になる

『できればムカつかずに生きたい(単行本)』

田口ランディ

読みやすさ:
読みたい!
11

こんな人におすすめ!

・気分がモヤモヤする
・「あんなこと言うんじゃなかった」ってくよくよしがち
・自分の考えがうまく伝わらなくて、へこんだ

あらすじ

田口ランディが10代に感じた思いを中心に、家族や社会についての考察を書いた26編

「一七歳の頃、なにしてましたか?」
自意識過剰で生きるのが辛かった17歳の頃を書く

「私はいかに父と和解したか」
過激な家庭環境での実際の出来事をえがく

「恨みつらみの晴らし方」
”家族を殺したい”と言う23歳の大学院生と出会う

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田口ランディのロングセラーエッセイ「できればムカつかずに生きたい」

今回紹介するのは、田口ランディのロングベストセラーである「できればムカつかずに生きたい」。なんといっても、タイトルのインパクトすごいですよね。本屋で見つけた時に、「そう、それ!」と思い迷わず買いました。カバーを付けずに読んでいると、びっくりされるか心配されます(笑)

 思っている事が伝えられない。思っている事を言ったら、バカにされると思った。

「お前にそんなことできるのか?」って言われるのが怖くて「私にやらせてください」が言えなかった。やってみたいな、って思うことでも「やりたい」って言えなかった。

「好きになって」って言えなかった。そんな事言ったら「ごめん」ってあやまられそうで怖かった。だから、「私は好きだけど、別に好かれなくても平気」みたいな顔をしていた。本当の気持ちがいつも言えない。

この本の著者である、田口ランディが綴った高校時代の気持ちです。

相手が間違っていると思った時には「あなたは間違っている」と怒り、相手の思考が理解できない時は「頭が悪い」と呆れる。他人の荒探しをして批判したり、他人と自分を比べて、舞い上がったり落ち込んだりする。私自身もまさにそういう高校生で、読んでいてずっと共感しました。

今なら、結局そういう形でしか「自分」を評価できなかったからなんだろうな、と分かります。けど、その時は分からなかった。田口ランディは、このエッセイでどういう風に「自分」を評価するようにしたのか、どうやって怒りではない形で相手に感情を伝えるようにしたのかを書いています。

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自分を信じられない、苦しんでいる人に読んでほしいエッセイ

自意識過剰だった高校時代は終わっても、辛いことや嫌なことはたくさんありますよね。

どうしてだろう。どうやったら自分の気持ちに素直になれるのかな。自分がやりたいことにまっすぐ突き進めるのかな、人を恨んだり、やっかんだりしないで、ただ自分だけを見つめていけるのかな。

田口ランディは、ずっと、自分らしく生きられないことに苦しんでいました。田口ランディが”人との出会い”、”家族との関係”で、どうのように変わっていったのか、その過程が丁寧に綴られています。

どうしたら傷ついたり、めげたりしないで、強く生きられるんだろう。

正直、田口ランディのおかれた家庭環境は、かなり過酷です。例えば、引きこもりの兄に、家庭内暴力をおこす父親など、一歩間違えたら刑事沙汰になるような過激な内容。その点においては、一般的ではないかも。

けど、どうでもいいことでクヨクヨしたり、上手く自分の気持ちが伝わらなく悩み苦しんだ思いは誰しもが抱いたことがあると思います。
田口ランディが自分でコントロールできなかった苛立ちや怒りの気持ちをどう乗り越えたのかが、具体的な実話を元に書かれています。

だからこそ、15年前に書かれたエッセイでも、全く古びれることもなく、胸に響く作品になっているのではないでしょうか。「自分らしく生きられていない」と思った人は、是非手にとって読んでみてください。

重たい内容や過激な内容もあるけれど、読んだ後には頑張る元気のような勇気がもらえます。

みんなの口コミ、レビュー

大学生の頃から定期的に繰り返し読んでいる本。 私も思っているけれど、なかなか口に出しづらい事や上手く言えないなぁと思う事が、どうやってその考えに至ったかも含めて丁寧に書かれているところがすき。
 出典 読書メーター

何気なく買ってみたけど、読み始めたら止まりません。視野が広く、感性豊かで、そんな見方もあるんだなという感想を持ちました。
出典 amazon

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