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2015.07.09(Thu)

蛇にピアスを特集!芥川賞に映画化、今もなお人気な理由とは?

『蛇にピアス』 金原ひとみ

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恋する(恋愛)

『蛇にピアス』

金原ひとみ

読みやすさ:
読みたい!
6

こんな人におすすめ!

・めちゃくちゃ落ち込んでいる
・ヘンヘラ気質がある

あらすじ

スプリップタンとは、舌がふたつに裂く身体改造を指している。

ギャルのルイは、スプリップタンをしていたアマとクラブで出会う。赤毛にピアス、入れ墨と派手な外見とは反対に穏やかなアマと暮らし始めたルイは、背中一面に入れ墨をいれることを決めるが・・・。

すばる文学賞と芥川賞をW受賞し、吉高由里子と高良健吾で映画化され話題をよんだ作品。

蛇にピアス人気① 吉高由里子と高良健吾で映画化された

芥川賞を受賞して話題をよんだ「蛇にピアス」は、吉高由里子と高良健吾が主演で映画になったことでも有名になりました。

―19歳、痛みだけがリアルなら痛みすら、私の一部になればいい

吉高由里子かわいいな~~~~♡
この時が映画初主演らしいです。
吉高由里子と高良健吾の主演の映画になっていることも、蛇にピアスが支持され続けられる一つの理由なんでしょうね。

蛇にピアス人気② 作家の金原ひとみがすごい 

蛇にピアスは1時間~2時間でさくさく読めるので、手軽に読める芥川賞作品だと思います。

そして、蛇にピアスが話題になった理由のひとつに、作者の金原ひとみがいます。

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話題になったのは、主にこんな理由。

20歳の華やかな女性が、芥川賞を受賞
父親が法政大学の社会学教授本人は中卒という経歴。
・受賞作『蛇にピアス』での過激な暴力と性の描写表現

蛇にピアスは、ピアスや入れ墨など今の若者文化を象徴する作品となりました。アメリカ軍基地でドラックに溺れる若者たちを描いた「限りなく透明に近いブルー」のようなパイオニア的な要素があるんですかね・・・(ちなみに、ドラックをした後は、うっすらな青がかかった視界になることから、このタイトルになったみたいです)

蛇にピアスが芥川賞を受賞した時は、一発屋とかすぐに消えるとか言われていましたが、金原ひとみは今でも勢力的に新作を発表しています。新潮の雑誌での『軽情』では、読み応えのある長編を発表、最新単行本の『持たざるもの』は震災をテーマに話題をよんでいます。

蛇にピアス人気③ 痛みと愛を描いた 

金原ひとみの他の作品にも共通して言えることですが、彼女は愛を狂気じみたものとして扱っています。

狂気じみた恋も蛇にピアスの題材になっています。
例えば、アマの異様なルイへの執着心。

年をとったら目の前の好きだと思っている人が消えても、他に好きな人ができて、好きっていう感情は大したものでなくて軽いものだと分かるけれど、若い頃の純粋だったときは、目の前の人がすべてと思うほど狂気じみた恋愛をする。

アマの普段は穏やかだけれども、切れたら手がつかなくなって我を忘れる。
現実世界でも突然きれて手が付かなくなる男って、他からみたら華やかで魅力的だったりする。けど、視野が狭くて思い込みが激しいところがあって、おかしいな・・・とか思っていたらそういう人だったりする。

生きていることを実感できないで、自傷行為に走る若者のリアルが書いてあるなーと思いました。

はっきりとは明示していませんが、呆然としつつも惹き込まれるラストが待っています。

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痛みで生きていることを実感するのがテーマになっています。理解できない人は絶対理解できないし、ただ気持ち悪いって思うかもしれません。

蛇にピアスは読む人を選ぶ作品です、完全に。
自尊心が高い人や意欲的な人、人に対してだらしないと怒りが湧く人は多分読まない方がいいです(笑)

読む年齢によっても受け取る方が全く変わると思います。

さっらと読める作品なので、気になった人は是非読んでみてください♪ 好きな人はかなり好きな作品だと思います。

みんなの口コミ、レビュー

私が生きる世界とは無縁で、想像するのが難しかった。ただ、なんだか胸に突き刺さる何かがあった。自分が生きていく理由を見出したくて、必死に足掻いて、もがく若者を鮮烈に描いている作品だと、私は感じた。生と死について、苦い感情で、胸が疼くような心情で考えた。
出典 読書メーター

自分も舌ピアスしてるからか、「わかる」感覚の連続であっという間に読んでしまいました。人と人との恋には対して興味わかなかったのですが(笑)、人がピアスや身体改造に恋い焦がれる気持ちは気持ち悪いくらい分かってしまって…。こんなに心をぐわんぐわん揺さぶられた小説は久しぶりだなあ。
出典 読書メーター

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