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2015.05.08(Fri)

旅のラゴスが20年の時を超え謎の流行!ジブリアニメ化は嘘?本当?

『旅のラゴス』 筒井康隆

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ハラハラする(ミステリー)

『旅のラゴス』

筒井康隆

読みやすさ:
読みたい!
26

こんな人におすすめ!

・歴史が好き
・風の谷のナウシカやゲド戦記が好き
・時をかける少女が好き

あらすじ

・物語の舞台である「この世界」では、高度な文明を失った代わりに、人々が超能力を使えるようになっていた。
・青年である主人公ラゴスは、一人や旅先で知り合った人と共に、北から南へと旅をする。
・行く先々でラゴスは集団転移や壁抜けの体験、奴隷として囚われたり、一国の王と祀り上げられたり、と様々な境遇を味わう。
・絶望や奇跡が起こる中で、ラゴスがそこまでして旅を続ける理由とは?そして、超能力社会の文明が向かっていく先は?

出版20年の時を経て、旅のラゴスが大流行になったわけとは?

今、本屋さんの店頭で並べられている、旅のラゴスという表紙見たことありますか?

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今話題の本で、アマゾンの新潮社ランキングでも1位をとっている作品です☺!
作家の筒井康隆はあの時をかける少女を書いた人でもあります。

この旅のラゴスは、20年前の出版に関わらず昨年辺りから売上が急激に伸びています。映像化も特集もされてないのに、どうして突如売上を伸ばし始めたのか?その旅のラゴスの謎について、各新聞やメディアで取り扱われています。

出版元である新潮社のホームページでは、旅のラゴスの謎の流行についてこう説明しています。

毎年3,000~4,000冊ぐらい売れていた本書の売れ行きが加速し始めたのは昨年の初めごろ。ちょうど活字を大きくしたタイミングでしたが、それだけでこれほどまでに売れるようになった例はありません。なんと、この1年あまりで10万部を超える大増刷となったのです。なぜこんなに売れているのでしょう? 実は、私たちにも分かりません。
出典 謎のヒットに注目集まる 筒井康隆『旅のラゴス』が売れています!(新潮社)

分かりません。っておい(笑)

どうして売れたのか分からない!その理由からか、帯のキャッチコピーも「いま、売れています!」という、ちょっと雑な宣伝です(笑)今回は、そんな今謎の流行を巻き起こしている「旅のラゴス」の魅力に迫ります。

旅のラゴスはジブリで映像化するのは嘘、本当?

私の大学の授業でも、謎のブームを巻き起こしたとして”旅のラゴス”を取り扱ったことがありました。
その授業では”旅のラゴス”が流行った理由として、ネットの口コミ、ジブリアニメ化という噂が挙げられました。

え、ジブリでアニメ化・・・!?

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この噂に関して、ジブリ側はそういった事実はないと否定しているようです。
どうやらデマのようですね。残念。

旅のラゴスは、そんな噂が流れてしまうのも納得する内容です。
旅のラゴスの舞台である「この世界」は、ジブリに出てきそうな雰囲気なんです!

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舞台は文明が発展しすぎた故に技術が失われた未来。

旅のラゴスでは連作という形態をとっていて、毎回毎回新しくでてくる不思議な能力や物語に魅了されます。
だんだんと、ラゴスの過去や目的が明らかになっていき、最後まで飽きさせないで読めます。

技術が再発見されて栄えていく様子や、奴隷や盗賊、戦争といった野蛮の部分など、風の谷のナウシカやもののけ姫を思い出させます。

今は映像化しなくても、近い先に映像化が決まるかも?

世間が注目する旅のラゴスの魅力とは?

旅のラゴスの魅力は、自分もまさに旅にでてるみたいな感覚に陥ることです。
普通の旅物語ではなく異世界の旅物語だからこそ、味わえる不思議な感覚です!

そして、「この世界」で起こる様々な事件と同様に、淡々に着実に成熟していくラゴスにも惹き込まれます。

しかし、その中でもラゴスは一貫して旅に対してのある拘りをもちます。

人間はただその一生のうち、自分に最も適していて最もやりたいと思うことに可能な限りの時間を充てさえすればそれでいい筈だ。

どんなに好きな人に出会っても、最後には旅の目的のために別れを選んだラゴス。

世間体や人間関係を気にして、一体世の中のどのくらいの人が自分のやりたいことをやらずに寿命を迎えるんでしょうね。他人と関係なく自分の好奇心を厭きなく探求するラゴスから、そんなことを学びました。

ジブリが好きな人、旅が好きな人は是非手にとってみてください☺!

みんなの口コミ、レビュー

なんだろう、すごく良かった。主人公ラゴスの旅する目的がわからないまま、あれこれと問題やら事件やらに遭遇するのを追っているだけなのに、読むのをとめられない。彼はどこに向かっているんだろう、なんて考えもしないままにラゴスの旅に引き込まれ、人生を経験し、折れない心の柔軟な強さと大らかさを知った気がします。
出典 読書メーター

淡々とした文章で綴られるラゴスの生涯がとても濃く、結構、辛い時もあるのに前向きなので面白く感じた。ラゴスの生き方は、人間関係の在り方を通して、社会の為に役立つってこういう事なんだよ、と自然に理解できた。
出典 読書メーター

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